普通のサラリーマンだった私がイタリアでMBA取得を目指すブログ

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2019年4月からイタリア人の妻とやんちゃな息子とミラノに移住し、9月から1年間MBAコースに通う予定の元・普通のサラリーマン(現在主夫)のブログです。

日本とはかなり違う!?イタリアで披露宴に行ってきました。

みなさん、こんにちは。こぶです。

 

前回はイタリアの結婚式について記事を書きましたが、今回は披露宴について書きたいと思います。前回の記事も読んで頂けると嬉しいです。

coblog1988.hatenablog.com

 

さて、本題。

日本でいう二次会(さらには三次会、その次も)まで含んでいる感じなのが、イタリアの披露宴です。盛り沢山ですが、ご紹介させて頂きます。

 

 

披露宴のスタートからちがう

披露宴の始まりが、いきなり日本とはだいぶ違います。

というのも、結婚式を行った場所から披露宴会場までは、それぞれの車や場合によってはバスで移動します。なので参加者の到着時間はバラバラ。

さらに到着すると、生ハムやピッツェッタ(一口サイズの小さなピザ)などのビュッフェが並んでいて、バーテンダーさんからドリンクをもらえるので、それぞれが勝手に飲み食いを始めます。なのでパーティーが始まっている感じになります。

この間、新郎新婦は記念撮影をしていることが多いです。なので、到着までそれなりに時間がかかります。参加者を待たせないための配慮なのかもしれません。

 

参加者・座席がちがう

参加者のほとんどは、新郎新婦の家族、親戚、友人です。日本のように会社の人は多くありません。

さらに、新郎新婦の近く(日本でいう主賓席)には家族など親しい間柄の人が座ります。身内を大切にするイタリア人、他者への敬意を大切にする日本人の違いのように感じます。

 

プログラムがちがう

日本の披露宴は、自己紹介ムービーやら挨拶やら、友人代表のスピーチやら余興やら、本当に内容が盛り沢山です。私は日本でも披露宴をやりましたが、後から予定してなかった事を盛り込みたくなったり、色々とやりたくなるものです。楽しいですからね。

イタリアに話を戻すと、全然違います。まず、日本では普通にいる司会者がいません。強いて言うなら、音響を担当しているDJさんがたまにマイクを使ってMCみたいなことをします。本当にたまに。

そもそも司会者なしで成り立つのは、プログラムが緩いからです。

まず、挨拶がありません。主賓も新郎新婦も新郎父も、ありません。乾杯挨拶もありませんが、色んなテーブルから「結婚おめでとー」と叫び声が飛んで、乾杯する感じになります。

余興のメインは、新郎新婦です。2人背中合わせで座って、新郎と新婦の靴をお互いに1つずつ持ち、「先に起きるのはどっち?」「料理が得意なのはどっち?」などの質問に靴を使って答えます。「足が臭いのはどっち?」はイタリア人バカウケの質問です。そして、新郎新婦はダンスも披露します。ファーストダンスです。

大きな特徴のひとつとして、ご飯の量が多いです。前述のビュッフェのあと、新郎新婦が会場入りしてから、本格的なコースがゆっくりと始まります。先日は、前菜、パスタ、メイン、お口直しのジェラート、メイン再び、ジェラートという流れでした。ちなみに、新郎新婦もしっかり食べています。こうして、昼ご飯と夜ご飯を食べ、さらにそこからウェディングケーキ入刀などがあり、ケーキやデザートも出てきます。

それに伴って、披露宴全体の時間が長いです。10時間くらいですかね。とにかく、長いです。

となるともう最後の方は2次会を通り越して、3次会くらいの時間帯です。日付を跨ぐか跨がないかくらいです。

この時間に何をすると思いますか?踊るんですね。音楽ガンガンで、クラブ状態です。すごいのは、踊ってるのが若者だけではないんです。むしろ50代くらいの女性が一番元気。エネルギッシュですね〜。この前は8歳くらいの女の子も踊ってました。これくらいから踊り続けてるから、みんな上手なんだなぁと思いました。

子ども?そう、イタリアでは家族で招待されることが多いです。奥さんが新婦の友達で、旦那さんとお子さんも一緒に招待される、というのが一般的です。そして、子ども連れでも披露宴を楽しめるよう、ベビーシッターが用意されていることもあります。子連れの家族は大助かりですね。

そして、披露宴が終わる前でも、わりと自由に帰ります。来るのもバラバラ、帰るのもバラバラ。なので10時間くらいと言いましたが、もっと長いかもしれません。

帰る前に忘れてはいけないのがご祝儀です。最初に受付の人に渡して…という風にはなりません。そもそも受付の人はいません。なので、ご祝儀はタイミングを見計らって個別で渡しに行きます。安心してください、披露宴はとても長いので、タイミングはいくらでもあります。

 

おまけ:コンフェッティ

みんな大好きコンフェッティ。うずらの卵のような形のチョコレートのお菓子で、色々な味があります。小袋が用意してあるので、そこに詰めて持って帰れます。

先日参加した披露宴では、最初はカバーがかけてありました。大好きすぎてすぐになくなってしまうからですかね?披露宴後半、新婦弟がカバーをめくって食べ始めたので、一気に人が殺到していました。笑

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みんな大好きコンフェッティ。10種類くらいの味がありました。

 

さて、いかがでしたでしょうか?

色々な違いをご紹介しましたが、とにかく長いのがイタリアの披露宴です。参加者にとって、特にご両親、そして新郎新婦にとって、忘れられない日になるのは間違いないでしょう。

イタリアの披露宴に参加される際の参考に、あるいは日本での披露宴のアクセントとして参考にして頂ければ幸いです。

 

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。