普通のサラリーマンだった私がイタリアでMBA取得を目指すブログ

普通のサラリーマンだった私がイタリアでMBA取得を目指すブログ

2019年4月からイタリア人の妻とやんちゃな息子とミラノに移住し、9月から1年間MBAコースに通う予定の元・普通のサラリーマン(現在主夫)のブログです。

イタリア企業紹介 Barilla 〜朝食がビスケットという驚き〜

みなさん、こんにちは。こぶです。

 

イタリア人の妻と暮らすようになって最初に驚いたのは、

朝食で甘いものを食べるという習慣です。逆にしょっぱいものは食べないので、

昔、夜行バスに乗って東京から京都に行った時に、朝5時頃に到着し、

その時間に開いていた牛丼屋さんで、朝から牛丼を食べる私に、

妻はとてもびっくりしていました。

私にとっては、朝食がビスケットという方が驚きだったのですが、

今ではすっかり慣れており、日本にいた時から朝食は甘いものでした。

  

f:id:coblog1988:20190510033158j:plain

イタリアのスーパーなどで良く見かけるBarillaのMulino Bianco(ムリーノビアンコ)のビスケット。500グラムで2ユーロ弱とお手頃。

今回は、そんな文化の違いで驚かせてくれたビスケットを製造している会社、

Barilla(バリラ*1)について調べてみました。

 

Barillaについて*2
 1877年にPietro Barilla(ピエトロ バリラ)がパンとパスタの店をParma(パルマ)で創業。1910年にピエトロ氏の息子達が工場でのパスタやパンの製造を開始し、商圏構築やパスタ製造工程の革新など産業化を進める。さらにアメリカでの包装技術、マーケティング、大量流通の研究を生かし、1965年にクラッカーやグリッシーニ*3で包装パン市場に参入。MINA*4をCMに起用し、認知度を高める。1969年には最大規模のパスタ製造工場(生産能力は1日あたり1,000トン)を建設。バリラ社は1971年にバリラ家の事情でアメリカのW.R. Grace Groupに売却されるも(その間の1973年にVoielloがグループに加わり、1975年にはMulino Biancoを発足)、1979年にピエトロ氏が会社を買い戻し、その後は同族企業として現在に至る。ギリシャのパスタ会社のMisko、北イタリアのクラッカー・ビスケット会社のPavesi、トルコのFiliz、北ヨーロッパWasaなどの買収、アメリカ、メキシコ、ブラジルなどでのグローバル事業の展開、Barilla Center for Food and Nutrition*5の設立、グルテンフリーパスタや3Dパスタなどの新たな取組などを行なっている。
 2017年の売上は3,468milion euro(日本円で4,335億円*6)。地域別の売上構成比はイタリア45.3%、ヨーロッパ31%、アメリカ19.4%、アジア・アフリカ・オーストラリア4.3%。
 

今回、Barillaという歴史が長く、哲学やビジョンのある企業を調べてみて、

BCFNの興味深い取組(調べようと思うとかなり時間がかかりそうですが)などを

新しく知ることができ、もっと色々なイタリア企業のことを調べてみたくなりました。

また、英語のウェブサイトを見たので英語の勉強にもなりますし*7

途中でイタリアの歌姫に派生したり、妻との会話の話題ができたりと、

良いことばかりでした。

 

ちなみに、Barillaを調べていたので、お昼のパスタはBarillaかな?と思いきや、

DE CECCOのFusilli*8で作った、Fusilli con cavolfiori(「カリフラワーのフジッリ」の

イタリア語)でした。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

*1:私の耳では「バリッラ」と聞こえますが、日本法人の表記に従います。

barilla.co.jp

*2:Barillaグループのウェブサイトを参照しました。

www.barillagroup.com

*3:スティック状のクラッカーのようなもの

*4:ミーナ。イタリアの歌姫。「パローレ パロレ パローレ♪」は聞いたことがある方もいらっしゃるかも。

www.minamazzini.it

*5:BCFN、食糧の生産から消費・浪費、持続可能性などに関する研究機関というイメージ。

www.barillacfn.com

*6:125円換算。なお、日清製粉グループの2018年3月期の売上高(連結)は5,400億円。

www.nisshin.com

*7:英語メモ:

mix<他動詞>混ぜ合わせる

knead<他動詞>(水と粉を)練る

mass distribution 大量流通

food chain 食物連鎖。食料の一次生産から最終消費までの流れ。

*8:

www.nisshin.com